エンドユーザー様の環境ではOSとしてCentOS7を利用したSambaのファイルサーバーを利用していました。CentOS7は2024年の6月でサポートが終了するため、サーバーの移行を検討しているとご相談をいただきました。
AlmaLinux 9への移行を提案
レムシステムではサーバーハードウェアのサポート切れを考慮し、新しいサーバーへの切り替え及びOSとしてCentOS7からAlmaLInux ９への移行を提案。
他の選択肢としてUbuntu Serverを利用したSambaサーバー移行する方法もありましたが、ユーザー様のほうでCentOSの操作に慣れているということもあり、GUIがCentOSと比較的、操作感の近いAlma Linuxでの移行で採用となりました。
既存のファイルサーバーは導入から5年間経過していることもあり、Sambaのバージョンアップも必要になります。移行にかかる作業の事前検証やテストなどは入念に行う必要がありました。サーバーハードウェアについてもディスクのパフォーマンスやメモリ容量など、５年間前より良いものが選定できます。
サーバーハードウェアはコスト面から、独自にカスタマイズしたオリジナルのサーバーを採用し、ディスクについてはRAIDによる冗長性を確保しました。
CentOS 7 から AlmaLinux 9への移行作業
Sambaサーバーの移行は入念は移行計画を行った甲斐があり、業務に影響を及ぼすことがなくスムーズに終了しました。
移行後には「ファイル転送速度が体感で感じることができるほど向上した」という喜びのお声をいただきました。CentOSからAlmaLinuxへの移行により懸念された操作性もそれほど変わらず、エンドユーザー様にてファイルサーバーの運用を行っていただいております。
既存のSambaサーバー
CentOS7で構築されていた入れ替え前のファイルサーバーについては、メーカーサポートが切れてはいるものの、サーバーハードウェア自体は継続して利用が可能なため、弊社でOSをAlmaLinux9に入れ替え、障害時の予備ファイルサーバーとして再度、構築を行いました。
ハードウェアの障害時には予備機がないとサービスの復旧までかなりの時間がかかり業務に影響が出てしまいます。その点を回避するための予備機という位置付けになります。
ハードウェアのメーカーサポートは終了していますので、あくまでもハードウェアが動作する限りの予備機利用となりますが、それでもハードウェアを無駄にしたくないという弊社の提案にエンドユーザー様がご理解をいただいた形となります。
レムシステムではCentOS 7の移行をサポートします
レムシステムではCentOS7から別のディストリビューションやシステムの移行には豊富な実績があります。
CentOSの移行でお困りの場合にはお気軽にご相談ください。