はじめに

 エンドユーザーからのお問合せでサポートが終了しているWindows Server 2012 R2のファイルサーバーをWindows Server 2022へリプレースしたいというご相談をいただきました。
OSだけでなく、ハードウェアもWindows Server 2012時代のものですので、当然サポートが終了しています。そのため、故障時の修理に対する不安もあったようです。
レムシステムではお客様の要望に応え、Windows Server 2012 R2が動作しているサーバーからWindows Server 2022が動作するサーバーへのリプレースを実施しました。この記事ではその導入事例を紹介したいと思います。現在、Windows Serverのアップグレードやリプレースをご検討中のお客様に参考となれば幸いです。

お客様の課題

 エンドユーザーは一番の課題としてサポートが終了しているOSであるWindows Server 2012 R2を利用しており、今後、セキュリティパッチやサポートを受けることが出来なくなることによるセキュリティリスクを懸念されていました。
またビジネス拡大に伴い、システムのパフォーマンスにも影響が発生していましたので、パフォーマンス向上と新しい機能の導入を求められていました。

ヒアリングと要件定義

 エンドユーザー様のビジネスニーズやご予算などをヒアリングし、サーバーリプレースの目標を明確にしました。コスト面では既存のサーバーとしてWindows Server 2012 R2 Essentialエディションを選定されておりCALの不要ということがマストでしたので、リプレース先のOSもWindows Server 2022 Essentialsを選定致しました。

その他に必要な機能や新機能の利用に関する要件を確認しました。主にバックアップ面と電源障害での対応に冗長性がなかったため、バックアップと無停電装置を利用する形になりました。

リスク評価と予備調査

 サーバーリプレースに伴うリスクを評価し、適切な予防策を計画しました。一番のリスクはファイルサーバーが利用できないことによる業務の停止になりますので、復旧プランを策定し切り替え時の不具合について検討を行いました。
また既存のハードウェアとソフトウェアの構成を確認し、最新の構成でも影響がないことを事前の調整で確認を行いました。

リプレースの実行

 リプレース作業は大まかに次のように実施しました。まずサーバーハードウェアにOSであるWindows Server 2022の新規インストールを行います。新規サーバー(今回はDELLのPowerEdgeを選定)にWindows Server 2022をクリーンインストールしました。インストール後に基本的な設定やセキュリティ構成を行いました。

OSのインストール後、既存データ移行とアプリケーションの検証を行いましたl。データコピーツールを使用してデータを効果的に新サーバーに転送しました。あわせて既存のアプリケーションが正常に動作するか確認しました。

サーバーのリプレース後にユーザー教育とサポートを行いました。ユーザーに新しい環境への適応をサポートするためのトレーニングを実施しました。アップグレード後の初期段階でのサポートを提供しました。

成果と利点

リプレースによって大きく以下のようなメリットがありました。

パフォーマンス向上
Windows Server 2022及び最新のハードウェアを採用したことによる優れたパフォーマンスにより、業務処理の迅速化が実現しました。特にCADファイルの操作について時間が短縮され、眼に見えるパフォーマンス向上がありました。


セキュリティ向上
Windows Server 2022に実装された最新のセキュリティ機能(Windows Firewall、Windows Defender、及びハードウェアのセキュリティ機能(TPMなど)の導入により、エンドユーザー様のセキュリティは既存のサーバーと比較して安全に保護されるようになりました。

新機能の活用
Windows Server 2022の新機能を活用し、業務プロセスがより効率的に運営されています。

お客様の声

エンドユーザー様からは「スムーズな移行で感謝しています。新しい機能の使い勝手も良く、期待以上の成果が得られました」との好評の声をいただきました。

まとめ

Windows Server 2012 R2からWindows Server 2022へのアップグレードは、慎重な計画と確実な実行が成功の鍵です。レムシステムではエンドユーザー様のニーズに応じた最適なアップグレード戦略を検討し、新たな可能性を開拓します。詳細は是非、当社のホームページをご覧ください。